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アレグロ・コン・フォーコ

情熱的で速いテキストサイト風ゆるゆるブログ

 

漬物工場の日雇い労働

 

「過酷だった」

「気が狂うかと思った」

「寒くてたまらなかった」

「もう漬物を食べたくない」

 

日雇い派遣で漬物工場に行くのがサークル内で流行った。

ぼくもトランペットパートの男の子といっしょに行った。

  

 曲がったキュウリを選別し続けるだとか、半分に切られたナスを並べ続けるとか、白菜が入った巨大バケツに謎の液体を注ぎ込むとか、実際は大した重労働でもないのだけれど。なにが一番辛かったって。

 

パートのおばちゃんから人間扱いされないこと!

ワケもわからないままラインに立たされ、これをこうしろとだけ言われ、上手くできないと罵倒される。普通に生活しててそんな状況ないもんな。

そして、そんな扱いを受けてもヘラヘラしてる日雇いベテランの方々を目の当たりにしたこと。人の醜さを凝縮したような場所だった。

 

地獄はここだ!この国のどこが先進国だ!

 

遠い国の食料不足よりも、薄暗い工場内でキュウリを選別し続ける大人がいることのほうがショックだよ。しかも低賃金で、雑に扱われて。

そんな仕事が本当あるなんて…コントじゃないんだから。

職業に貴賎なし…馬鹿にしてる訳ではなくて、大学生は視野が狭いなあって話なんだけど。

 

…もう3年も前の話になる。

記憶が薄れた今でも、あそこでゴミ扱いされてる大人がいっぱいいるんだ。

 

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