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アレグロ・コン・フォーコ

情熱的で速いテキストサイト風ゆるゆるブログ

 

『マザーグースのうた』をGoogle翻訳で楽しむ

調査・検証・実験

 

昔、谷川俊太郎訳の『マザーグースのうた』五冊セットが家にあった。

両親の趣味なのか自分に買い与えられたものかは分からない。

不気味な挿絵支離滅裂な文章。子供の頃の僕は近寄りがたい雰囲気を感じていた。

 

「男の子は切れ端と、かたつむりと、子犬のしっぽでできている」

 

いま読み返しても難しいな。そんなわけないやんか…。

 ---

今日のお昼、ふと思った。

マザーグースGoogle翻訳にかけてみたい。

情緒で勝負、みたいなとこがある童謡を機械的に翻訳すると何が生まれるのだろうか。

 なんとなく台無しになりそうな予感はする。

 

英詩はWikipediaから引用した。それではどうぞ。

 

 What Are Little Boys Made Of?

What Are Little Boys Made Of?

 

What are little boys made of
What are little boys made of
Snips & snails & puppy dogs tails
And such are little boys made of.
What are young women made of
Sugar & spice & all things nice.

男の子は何で出来てるの?

 

で作られた小さな男の子は何ですか
で作られた小さな男の子は何ですか
切れ端&カタツムリ&子犬は尾を犬
そして、そのようなはで作られた小さな男の子があります。
で作られた若い女性は何ですか
シュガー&スパイス&すべてのもの素敵。

 

「男の子は何で出来てるの?」

おお、なんと好調な出だしか。タイトルは100点満点

 

「子犬は尾を犬」

なんでこんなことになるんだ。

 

 「シュガー&スパイス&すべてのもの素敵

 シュガー&スパイス&すべてのもの素敵。最高じゃないか?

不思議と女の子が持つキラキラ感が出ている。

 

なんとなく意味が取れる結果にはなったが予想通り台無し。

ですます調の影響もあるだろうが、情緒が吹き飛んだ。

こんな詩を読んで育った子どもは間違いなくサイコパスになる

 

しかし「すべてのもの素敵」というクリティカルヒットが出た。

嬉しい誤算だ。さあ、次々行こう。もっと素晴らしい言葉を知ることができるかもしれない。

 

London Bridge Is Falling Down

London Bridge Is Falling Down

 

London Bridge is broken down,
Broken down, broken down.
London Bridge is broken down,
My fair lady.

Build it up with wood and clay,
Wood and clay, wood and clay,
Build it up with wood and clay,
My fair lady.

(英文のみ中略)

Set a man to watch all night,
Watch all night, watch all night,
Set a man to watch all night,
My fair lady.

Suppose the man should fall asleep,
Fall asleep, fall asleep,
Suppose the man should fall asleep?
My fair lady.

Give him a pipe to smoke all night,
Smoke all night, smoke all night,
Give him a pipe to smoke all night,
My fair lady.

ロンドン橋落ちました

 

ロンドン橋が破壊され、分解、分解。
ロンドン橋が破壊され、愛しの女性。

 

木や粘土でそれを構築し、木材や粘土、木材、粘土、
木や粘土でそれを構築し、愛しの女性。

 

木材及び粘土は、洗い流します、洗い流し、洗い流します
木材及び粘土は、洗い流します 愛しの女性。

 

レンガとモルタルでそれを構築し、レンガやモルタル

レンガとモルタル、レンガとモルタルでそれを構築し、愛しの女性。

 

レンガとモルタルは、滞在しないだろう 

滞在しないだろう、滞在しないだろう

レンガとモルタルは、滞在しないだろう 愛しの女性。

 

鉄鋼でそれを構築し、鉄鋼、鉄鋼、
鉄鋼でそれを構築し、愛しの女性。

 

鉄鋼は、曲げてお辞儀します ベンドや弓、曲げや弓

鉄鋼は、曲げてお辞儀します 愛しの女性。

 

銀と金でそれを構築し、銀と金、銀、金、
銀と金でそれを構築し、愛しの女性。

 

銀と金は、離れて盗まれます、離れて盗まれた、離れて盗まれました
銀と金は、離れて盗まれます、愛しの女性。

 

すべての夜見に男を設定し、
すべての夜を見て、すべての夜の時計、
すべての夜見に男を設定し、愛しの女性。

 

男は眠りに落ちるべきであると仮定し、眠りに落ちる、眠りに落ちます
男は眠りに落ちるべきであると仮定? 愛しの女性。

 

彼はすべての夜を吸うためのパイプを付け、

すべての夜煙、すべての夜喫煙、

彼はすべての夜を吸うためのパイプを付け、愛しの女性。

 

「ロンドン橋落ちました」

この詩もタイトルはOK。

 

「レンガとモルタルでそれを構築し、レンガやモルタル

レンガとモルタル、レンガとモルタルでそれを構築し、愛しの女性。」

ヒ、ヒエッ…ヒエエエッ、ミニマル感がすごいぞ。レンガとモルタルレンガとモルタルレンガとモルタル銀と金銀と金銀と金

こんな狂った言葉を聞かされるMy fair ladyは可哀想だ

 

彼はすべての夜を吸うためのパイプを付け、愛しの女性。

かっこええやんか…。それまでのミニマルミュージックとは正反対。

「すべての夜を吸う」打って変わって急に詩的な表現がはじまる。

「愛しの女性」が「すべての夜を吸うためのパイプ」の後ろに配置されることでようやく意味を持ち、艶っぽい情景が目に浮かぶようになった。

 

愛する女性のために橋の再建に取り組む男の恋物語。「ロンドン橋」はそんな詩だ。

 

 

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Twinkle, Twinkle, Little Star

Twinkle, Twinkle, Little Star

 

Twinkle, twinkle, little star,
How I wonder what you are!
Up above the world so high,
Like a diamond in the sky.

When the blazing sun is gone,
When he nothing shines upon,
Then you show your little light,
Twinkle, twinkle, all the night.

Then the traveller in the dark
Thanks you for your tiny sparks;
He could not see which way to go,
If you did not twinkle so.

In the dark blue sky you keep,
And often through my curtains peep,
For you never shut your eye
Till the sun is in the sky.

As your bright and tiny spark
Lights the traveller in the dark,
Though I know not what you are,
Twinkle, twinkle, little star.

キラキラ光る

 

キラキラ光る
どのように私はあなたがあるのだろうか!
非常に高い世界上記のアップ、空のダイヤモンドのよう。

 

燃える太陽がなくなっている場合には、
彼は何も上に輝いていない場合には、
次に、あなたの小さな光を示し、
きらめき、すべての夜をきらきら。

 

暗闇の中で次に旅行
あなたの小さな火花をお寄せいただきありがとうございますを。
彼は、行くためにどのよう見ることができませんでした
あなたはそのようにきらきらしなかった場合。

 

あなたが保つ濃い青空で、
そして、多くの場合、私のカーテンのぞき見を経て、
あなたがあなたの目を閉めたことがないために日まで空です。

 

あなたの明るく、小さな火花のような
暗闇の中で旅行者に点灯
私は知らないけれどもあなたは、何でありますか
キラキラ光る。

 

「どのように私はあなたがあるのだろうか!」

 イマイチ伝えたいことが分からない疑問から詩がはじまる。

 

燃える太陽がなくなっている場合には、彼は何も上に輝いていない場合には
次に、あなたの小さな光を示し、きらめき、すべての夜をきらきら。

旧約聖書の創世記にこっそり混ぜても5人に1人くらいは気づかなさそう。

「あなたの小さな光を示し」イイね!宗教的だ。

 

「あなたの小さな火花をお寄せいただきありがとうございますを。」

狂気が出た!そこのけそこのけ狂気が通る

火花をお寄せいただく」ってのは、いったいどういう状況なのだろう。

ご意見コーナーへの返信みたいなテンションでそんな意味不明なこと言われても困る。

極めつけは「ますを。」なんだそれ。

 

 「私は知らないけれどもあなたは、何でありますか」

 最後にも疑問が発せられ、詩は終わる。はじめから最後まで哲学的な内容であった。

「あなた」=「神」とするとだいたい意味が通るので、「きらきら星」は賛美歌である。

 

・神は何でありますか

→抽象的な概念である神に、あなたはどんな存在なのか?と問いかけている

 

・神の小さな光を示し

→神の後光、奇蹟をあらわしている

 

・神が保つ濃い青空で

→神は世界の維持を司っている

 

Mary Had a Little Lamb

Mary Had a Little Lamb

 

Mary had a little lamb,
His fleece was white as snow,
And everywhere that Mary went,
The lamb was sure to go.

He followed her to school one day,
Which was against the rule,
It made the children laugh and play
To see a lamb at school.

And so the teacher turned it out,
But still it lingered near,
And waited patiently about,
Till Mary did appear.

"Why does the lamb love Mary so?"
The eager children cry.
"Why, Mary loves the lamb, you know,"
The teacher did reply.

メリーさんの羊

 

メリーさんの羊、
彼のフリースは、雪のように白かったです
マリヤは、行ってきましたどこにでもいること
子羊が行くようにしてくださいました。

 

彼は、学校のある日に彼女を追いました
これは、ルールに反対しました
それは、子供たちが笑いと遊ぶ製
学校で子羊を参照してください。

 

だから先生は、それを判明しました
しかし、まだそれは、近く残っ
そして、辛抱強くについて待っていました
メアリーがやったまで表示されます。

 

「なぜ、子羊はそうメアリーを愛していますか? 」
熱心な子供たちが泣きます。
「メアリーは子羊を愛してなぜ、あなたは、知っています」
先生は返事をしました。

 

「メリー」「マリヤ」「メアリー」

この表記ゆれは無能。同じ語でも読みが変わってくるんだろうけど文章内では統一してほしい。これじゃ「Google Translate is bad」と言われても仕方ないぞ!

 

マリヤは、行ってきましたどこにでもいること

子羊が行くようにしてくださいました。

きらきら星から引き続き聖書感がある。

「マリヤ」と「子羊」に出てこられると、どう解釈してもキリスト教から離れられない。

 

「メリー」「先生」「子どもたち」「彼」「彼女」

誰が誰で代名詞がどう対応するのか分からない。

この訳だけで話が理解できたら相当の切れ者である。

 

「メアリーは子羊を愛してなぜ、あなたは、知っています」
先生は返事をしました。

 

おい!そんな言語能力でよく先生やってられるな!!台無し!!!!

 

おわりに

明らかになったマザーグースあるある

「自動翻訳通すと聖書っぽくなりがち」

 

MVP

シュガー&スパイス&すべてのもの素敵」

 

やりたいことができてスッキリしたけど、マザーグースフリークから怒られそうだ。

 

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