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アレグロ・コン・フォーコ

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布ガムテープの「カギ裂け」しらべ

調査・検証・実験

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布ガムテープを手で千切るとき、上の画像のような失敗をした経験がないだろうか。

テープが半端な位置で分離してしまい不恰好になるこの現象、ガムテープ業界では「カギ裂け」と呼ぶらしい。

 

「カギ裂け」は一体どのくらいの確率で起こるのだろうか。

また、どういう力の入れ方をしたときに起こるのだろうか。

 

気になったので調べてみた。

 

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「カギ裂け」は布ガムテープの萌えポイント である

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布ガムテープの好きな部分が3つある。

ひとつ目、粘着力が強いところ。
ふたつ目、ペンで文字が書けるところ。
みっつ目、手で千切れるところ。
 
ぼくが布ガムテープを好むようになったのは、みっつ目の理由が一番大きい。面倒くさがりだから千切るのにわざわざハサミを使うのが嫌なのだ。いつだったか布ガムテープにはじめて触れたとき、便利さにうっとりしたのを覚えている。

 

そしてカギ裂けを体験したとき、布ガムテープをますます好きになった。

美人で真面目な委員長がたまにドジを踏むとめちゃくちゃ可愛く見える、例のアレだ。

あの有能な布ガムテープさんに、こんなドジっ子要素があったの?萌える~~~、のヤツだ。

 

カギ裂けが起こると少しイラッとする反面、そのスキを可愛いと思ってしまう自分がいる。

 

余所見をしながらちぎると起こる?

これまでの経験から考えると、よそ見をしながらガムテープをちぎったときにカギ裂けがよく発生しているような気がする。

それほど発生確率は高くないが、一回起こると続けざまに起こる傾向もある。

テープの問題なのか、ちぎり方によるものか、どちらなのだろう。

 

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テレビを見ながら荷造りをしていたら…

 

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カギ裂けが起こる!(今回はヤラセ)

 

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こうなると仕事どころではなくなり、おもしろい形に裂けたテープを見つめてしまう。

カギ裂けで時間ロス、見つめてまた時間ロス。でもそんなところが好きだ。

君のことをもっと知りたい。

 

発生確率しらべ

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近所のホームセンターで三種類の布ガムテープを買ってきた。一社しか見つからなかったのが少し残念ではあるが「色付き」「透明」「幅10cm」特徴が異なる三種類で試してみる。

 

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ガムテープを千切ってペタペタと模造紙に貼って検証していく。無意識が条件の一つだと思ったので、テレビを見ながら作業を進めた。

ちぎる長さは自由、788×1085mmの模造紙が一面埋まるまで貼る。

 

ペタペタペタペタ続けること数分、1枚目が出来上がった。

 

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粘着面同士がくっついてしまう失敗は数回あったものの、カギ裂けは全く発生しなかった。なぜだろう。意識は他に向けられているはずなのに。

ちぎる手を変える、角度を変える、力の入れ方を調節する、何をやっても上手くいかなかった。失敗するために工夫を凝らす、行動としては完全にクレーマーのそれだ。

 

あるあるだと思っていたが、かなりレア現象なのだろうか。

 

また作業中の感想として以下の3つを書き留めておく。

・魅力に「ちぎる音が気持ち良い」を追加。

・ガムテープをつまむほうの手の皮が剥がれる

・模造紙いっぱいにテープを貼ったものは、意外と重い

 

他の種類でも試そう

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次は10cm幅のもので試してみる。

ところで、これは一体どんな人達がどんな用途で使うものなのだろう。

知っている人がいたら教えてほしい。

 

 バリッ、ペタッ!の繰り返し、繰り返し、繰り返し。

 

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完成。残念ながらカギ裂け現象は見られず

幅が広いテープは扱いづらく、貼り付けの工程でシワが寄ってしまうことが分かった。まずます誰が使うのか想像ができなくなった。

超でかいダンボールに封をするときか?鉄パイプをまとめるときか?

 

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シワが人の顔に見える。

わかりやすくするとこうだ。

 

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冗談はさておき。

カギ裂けは再現不可能、ここまでの発生確率は0%

手応えは何一つ感じられていない。

ぼくは夢を見ていたのだろうか。カギ裂け現象なんて本当はないのかもしれない。

 

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透明のもダメだった

泣きの一回

いや、カギ裂けはあるはずだ。諦められない。

確率は0だった、それはそれでもいい。

カギ裂けを故意に起こしたくて仕方なくなってきた。

 

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翌日、泣きの一回。

家にあった布ガムテープ、新しく買ってきた古藤工業のテープで再検証。

 

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荷造りを想定して試してみる。

 

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はい残念。現実とは実に非情である。

この回では、古藤工業さんのガムテープが圧倒的に使いやすいことを発見

 ちぎりやすさ、粘着面同士のくっつきにくさがダントツ。

画像を見てもらえば分かる通り、ヤラセかと思うくらい綺麗に貼れている。

 

古藤工業さんに聞いてみた

一人の力ではどうしようもなくなったので、古藤工業さんのTwitterにリプライを送ってみたらすぐに返事が来た。

 

 

プロのアドバイスはとてもためになる。

 

メーカーが設計段階で対策をしていたから、カギ裂け起こりにくくて当然だったのだ。

おまけに、発生させる方法まで教えてくれるという優しさ。

なんと素晴らしい企業だろう。もう古藤のガムテープしか買わないことを胸に誓った。

(記事中幾度もカギ裂けと書いてきたが、現象に名前がついていることを知ったのはこのときだ。「 はあ?」と一蹴されたらどうしようと不安になっていたので、返事が嬉しかった。)

 

アドバイスを参考にしながら、試行錯誤を重ねる。

 

そして、ついに…

 

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できた!!!

 

 

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できたよ!!

 

 

テープの一部が残って他の部分だけが先に剥がれていくことによって起こる現象だから、故意に指で抑えれば確実に再現することができる。

 

そりゃ、そこに指をおけばそうなるだろうよ」って感じだけど、発生するときは無意識でそうしてしまっているのだろう。

 

ああ、嬉しい。

 

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①指で残したい部分を親指でおさえる

②親指を固定しつつテープは真っ直ぐ手前側に引っ張る

③当然、おさえていた部分は剥がれずに残る

 

カギ裂けコレクション①

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結果、自在に操れるようになった。

どの種類でも再現率はほぼ100%

これでカギ裂けを見たくなったとき、いつでも会いにいける。

 

カギ裂けコレクション②

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おさえる場所を工夫すると、カギの形を作ることができる。

語源はこれだろうか?

どう考えても社会の役には立たないスキルだが、ちょっぴり誇らしい。

 

おわりに

いやあ、なんでもやってみるものだ。布ガムテープがますます好きになった。

 

10cm幅のガムテープについての疑問は解消できていないので、また調べたい。 

 

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テープを剥がすときに床がはがれた

 

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